気温別のコーデを紹介!気温ごとの着こなしポイントを詳しく解説 | ファッション通販サイト

気温別のコーデを紹介!気温ごとの着こなしポイントを詳しく解説

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「今日の服装は寒かった」「おしゃれしたのに暑くて大変だった」など、気温に適したコーデで失敗したという経験を持つ方も多いのではないでしょうか。

おしゃれを楽しむためには、気温と服装の関係を知っておくことが大切です。この記事では、気温別のコーデや着こなしポイントを紹介します。


気温を意識してコーデを選ぶポイント 

気温によって最適な服装は異なります。ここでは、コーデを選ぶ際に知っておきたい気温のポイントを紹介します。

季節と気温の関係

日本には春夏秋冬の4つの季節がありますが、季節によって気温は大きく異なります。気温ごとに大別した際には、以下の8パターンで分けることができます。

  • 夏:35℃以上(猛暑日)
  • 夏:30℃~35℃(真夏日)
  • 夏:25℃~30℃(夏日)
  • 春・秋:20℃~25℃
  • 春・秋:15℃~20℃
  • 冬:10℃~15℃
  • 冬:5℃~10℃
  • 冬:5℃以下

30℃以上の真夏日や5℃を下回るような寒い日のように気温が極端であれば、コーデ選びもそこまで難しくはありません。

しかし、同じような気温が続くタイミングではコーデも似たようなものになりがちです。また、春や秋、夏や冬に移行するタイミングは気温の変化も大きくなるため、服装選びが難しくなります。

気温ごとに適したコーデを知ったうえで、バリエーションを増やすこともおしゃれを楽しむコツです。

最高気温と最低気温のどっちを見る

気温には最高気温と最低気温がありますが、コーデを決める際には活動時間をベースに考えましょう。

例えば、日中に活動するなら最高気温に合わせたコーデ、早朝や夜間に活動するなら最低気温に合わせたコーデがポイントです。

最低気温と最高気温は0時から24時までの1日を通し、一番低かった気温と高かった気温になります。最低気温は4時~6時頃、最高気温は14時頃に出やすい傾向にあります。

また、よく晴れて風が弱い日などは最低気温と最高気温が10℃以上も異なる場合もあります。

朝から夜まで活動する場合は最高気温にコーデを合わせつつ、気温が下がる早朝や夜間はジャケットやダウンなどの上着を活用しましょう。

一方で、曇りや雨の日だと最高気温と最低気温の差は小さく、天気によっては昼間よりも夜間の気温が高くなるケースもあるため注意が必要です。

天気予報サービスの中には1時間ごとの気温予想を行っている場合もあるため、活用してみましょう。

気温の変化が大きい季節

気温の変化が大きい季節は春と秋です。

春と秋は温帯低気圧や移動性高気圧が繰り返し日本にやってきますが、温帯低気圧が近づくときには気温が急上昇し、温帯低気圧が通過すると気温が急降下します。

また、温帯低気圧と温帯低気圧の間には移動性高気圧と呼ばれる高気圧が接近しますが、この高気圧は風が弱く晴天をもたらすことから朝と夜の気温差が大きくなります。

このように春と秋は日ごとの気温変化が大きいことに加え、朝と夜の気温差も大きくなりやすいため、コーデが難しい季節といえるでしょう。

夏や冬は春と秋に比べて気温の変化は大きくないですが、春や秋に近づくにつれて気温変化が大きくなっていきます。

気象条件によって体感気温が異なる

同じ気温でも、気象条件によって体感気温が異なる点に注意する必要があります。

体感温度とは、人間の肌が感じる温度の感覚を表わしたものです。人間の温度感覚は、皮膚面の水分が蒸発することや皮膚面の熱が奪われることによって生じます。

このような体感温度は気温だけでなく、湿度や風速によっても影響されやすくなります。

例えば、夏の暑い日に扇風機をつけると涼しく感じますが、これは風で汗が蒸発して涼しく感じるためです。

そのため、同じ気温でも風が強い日は体感温度が低くなるため、強風注意報が出ているようなときは、実際の気温より体感温度が低いと想定しておく必要があります。

一方、湿度が高いと汗が蒸発されにくくなるため、特に夏場においては体温が下がりにくく暑く感じやすくなります。

また、日中だと同じ気温でも雨や曇りの日よりも晴れた日の方が体感温度は高くなりやすいですが、これは太陽の日差しに温もりを感じるためです。

気温は地表から1.5mの場所で直射日光を避けて測るため、晴れた日の方が気温以上に暖かく(暑く)感じます。

このように、気象条件によって体感温度が異なることも意識しながらコーデを選びましょう。

服装指数も参考になる

コーデを決める際は服装指数も参考になります。

服装指数とは気温に適した服装を提案するサービスのことで、予想気温をもとに時間帯にあった服装がわかります。

予想されるエリアも市町村ごとに細分化されているため、自宅と目的地が離れている場合でも、目的地があるエリアの服装指数に合わせたコーデが可能です。

服装指数は日本気象協会が運営するWebサイトでチェックでき、会員登録なしで誰でも確認できます。なお、服装指数は10~100までの10段階で表示され、数字が大きいほど気温が高いことを示します。

例えば、「服装指数が20ならダウンジャケットでしっかり防寒」「服装指数が70なら半袖+カーディガンで温度調整」のように、指数ごとに具体的なコーデを提案してくれます。

服装指数は10日先まで予想されているため、余裕を持ってコーデを考えることができます。ただし、人によって暑さや寒さの感じ方は異なるため、あくまで目安と考えましょう。

気温別の特徴と服装の目安  

ここでは、気温別の特徴と服装の目安を紹介します。

30℃以上

30℃以上は外にいるだけで汗をかく気温で、最高気温が30℃以上を真夏日といい、最高気温が35℃以上を猛暑日といいます。

30℃以上の服装は適度に肌を露出して熱を逃せるように、ノースリーブや半袖、首元が開いていて体への密着が少ないアイテムがよいでしょう。

ボトムスはショートパンツや、長めの丈でも足首が見えるくらいなら快適に過ごすことができます。

また、服装の素材はリネンやレーヨンのように通気性や速乾性が優れているものや、吸収性が優れているコットンがおすすめです。

ただし、最高気温が30℃を超えていると室内に入ったときに冷房が効きすぎて寒く感じることもあります。屋内で過ごす時間が多い場合は、さっと薄手の羽織ものがあると便利です。

26℃~30℃

26℃~30℃は動くと汗をかく位の気温で、最高気温が25℃以上を夏日、最低気温が25℃以上を熱帯夜といいます。

東京都だと最高気温であれば5月~6月と9月~10月頃で、最低気温だと7月~8月頃の気温です。

基本は軽装で過ごせるくらいの気温であり、吸水性のあるコットン素材で半袖やノースリーブ、七分丈のカットソーなどがよいでしょう。ボトムスは薄手を選ぶのがおすすめです。

ただし、最高気温が26℃~30℃だと季節的に初夏や秋口になり、朝晩との気温差が大きくなりやすいため、羽織ものをプラスして冷えに対応できるように備えましょう。

21℃~25℃

21℃~25℃は動くと汗ばむことがあるくらいの気温で、活動しやすい体感です。東京都だと最高気温であれば4月~5月と10月~11月頃で、最低気温だと6月や9月頃にかけて多い気温となります。

太陽の光がある日中なら薄着でも問題なく、ワンピースや長袖のブラウスやシャツ1枚でもちょうどよいでしょう。

曇りや雨の日、夜間なら、少し厚めのカーディガンや薄めのジャケットなどがあれば安心です。

ボトムスはロングスカートやデニム、パンツなどがよく、ショートパンツやミニスカートだと肌寒さを感じる場合があります。

また、最高気温が21℃~25℃だと最低気温は15℃前後まで下がることもあるため、朝晩の寒さ対策として厚手のジャケットやブルゾンもあるとよいでしょう。

16℃~20℃

16℃~20℃は少し肌寒さを感じるものの、比較的過ごしやすい体感です。

東京都だと最高気温であれば3月~4月と11月頃で、最低気温だと5月や10月頃にかけて多い気温となります。

最高気温だと冬の始まりや終わりくらいであり、季節の変わり目になるため、日々の寒暖差が大きい時期とも重なります。

風が弱い日中の屋外なら薄手のニットやシャツ、ブラウス、カットソーなど1枚で過ごすことも可能です。

朝晩は肌寒さを感じることもあるため、曇りや雨の日、夜間ならジャケットやブルゾンなどがあるとよいでしょう。

ボトムスはロングスカートやデニム、パンツなどがよく、寒さが気になる場合は少し厚手の生地がよいでしょう。

12℃~15℃

12°C〜15℃は肌寒さを感じる気温です。

東京都だと最高気温であれば2月~3月と12月頃で、最低気温だと4月~5月や10月~11月頃に多い気温となります。

最高気温が12℃~15℃は冬の暖かい日くらいの気温であり、最低気温は0℃前後まで下がることもあります。

寒さをしのぐコートの着用も始まるくらいの気温で、日中のみの外出ならインナー・アウターともに軽めで問題ないものの、朝晩の冷え込みを考慮するならコートやニットで防寒すると安心です。

コートはトレンチコートやモッズコートなど薄めのアウターがおすすめで、ブルゾンやジャケットなどもよいでしょう。また、ボトムスは厚手の生地がおすすめです。

8℃~11℃

8℃~11℃は、アウターが必要な寒さを感じるくらいの気温です。

東京都だと最高気温であれば12月~2月頃で、最低気温だと3月~4月や11月頃に多い気温となります。最高気温が8℃~11℃だと真冬の日中くらいの気温であり、最低気温は氷点下になる場合もあります。

本格的な寒さとなるため、ダウンや厚手のコートなどのアウターが必要で、カジュアルスタイルならデニムジャケットもよいでしょう。

室内だと暖房が効いているため、気温の調整がしやすいように軽めのインナーを着用しておくのもおすすめです。

5℃~7℃

5℃~7℃は、寒さが肌をさすような気温です。

東京都だと最高気温であれば12月~2月、最低気温だと11月~3月頃。最高気温が5℃~7℃だと寒波が襲来している可能性も高く、強い北風が吹いて、体感温度はさらに低くなる可能性もあります。

アウターは冬コートやダウン、インナーはニットのように温かいトップスで防寒をし、マフラーや手袋などの小物も活躍します。

ボトムスは生地が厚いロング丈のものや、ロングブーツを合わせるとよいでしょう。

5℃以下

5℃以下は、とにかく寒くしびれるような気温です。最低気温が0℃を下回ることを冬日、最高気温が0℃を下回ることを真冬日といいます。

東京都だと最低気温、最高気温ともに12月~2月頃で、最高気温が5℃以下の場合だと数年に一度レベルの強い寒波が襲来している可能性が高いです。

雪が降る気温であり、強い北風によって体感温度はさらに下がります。

最低気温、最高気温ともに5℃を下回ると寒いため、機能性インナーや裏起毛のパーカーなどを着用し、さらにダウンコートなどの防寒アウターを重ねるコーデがおすすめです。

季節・気温別のベストコーデ4選

ここでは、季節・気温別のベストコーデ4選を紹介します。

(25℃)ロゴTシャツ×ジーンズ  

気温が25℃前後の夏シーズンは、コットン100%ロゴTシャツとジーンズのコーデがおすすめ。

吸湿性に優れているコットン素材のTシャツは汗をすばやく吸収して発散させるため、動いて汗をかいても安心。保湿性にも優れているため、肌寒さを感じやすい朝晩も快適に過ごせます。

雨の日や冷房対策として、薄手のカーディガンを持ち歩いてもよいでしょう。半袖Tシャツ、デニム、カーディガンの組み合わせは体温調整がしやすく、夏に重宝するコーデです。

ロゴTシャツの詳細・レビュー

(20℃)ロングカーディガン×上品 

気温が20℃前後の春や秋におすすめのロングカーディガンコーデです。

ロングカーディガンは羽織るだけでこなれ感を出してくれるアイテムとして人気。デニムとスリーブレスという爽やかな夏コーデに、落ち着いたグレーのロングカーディガンを組み合わせることでまとまった雰囲気を演出できます。

春なら白のインナーにピンクのロングカーディガンで爽やかさを出すのもよいでしょう。ロングカーディガンは羽織るだけで上品さをかもし出し、さらに寒さ対策にも有用なアイテムです。

ロングカーディガンの詳細・レビュー

(15℃)ハーフジップカラーセーター×パンツ 

気温が15℃前後の春や秋におすすめのハーフジップカラーセーターとパンツのコーデです。

ネイビーのハーフジップセーターとホワイトのパンツだけで完成されたスタイルのできあがり。ハーフジップセーターといえばメンズライクでスポーティーな印象を持つ方も多いかもしれませんが、配色や合わせるアイテムによって女性らしさコーデも可能です。

また、ファスナーを下げると襟が外側に広がり、セーラーカラー風のスタイリングも楽しめます。ネイビーは秋のおすすめカラーになるため、春はイエローやピンクなどのハーフジップカラーセーターを取り入れてもよいでしょう。

ハーフジップカラーセーターの詳細・レビュー

(10℃)ロングトレンチコート×落ち着き感 

気温が10℃前後の冬におすすめのトレンチコートのコーデです。

クラシックでモダンなムードが漂うコートで、やわらかくてしっかりとした素材であるため、着用時のフィット感が抜群。ロング丈になっていることやベルトがセットになったアイテムでラインを引き締めるため、気になる体型もカバーできます。

サッと羽織るだけできちんと感が演出できるトレンチコートは、定番の人気アウターとしてもお馴染み。ただし、他のコートに比べると生地が薄いため、10℃を下回るときは厚めのインナーを着用するなど温度調整を行いましょう。

ウエストベルトロングトレンチコートの詳細・レビュー

気温に合ったおしゃれを楽しもう

天気予報で気温〇〇℃といわれても、どんな服を着たらいいのかイメージがわかないこともあるでしょう。

気温と一言でいっても最低気温や最高気温があり、さらに湿度や風速によっても体感温度が異なります。気温ごとのファッションを楽しむためにも、まずは気温の特徴を理解しておく必要もあります。

また、季節によっては気温差が大きい場合もあるため、日々の気温に合わせたコーデ選びが大切です。屋内での行動だと冷暖房が効いている場合も多いため、外の気温だけでなく、室内の気温も想定しておきましょう。

「明日の服装は何にしよう?」と迷ったときは、天気予報をチェックしつつ是非参考にしてみてください。


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