季節問わず着られるおしゃれアイテム、ジャンパースカート。
ジャンパースカートは気軽に着られることが魅力ですが、合わせるインナーやアイテム次第では幼く見えたり着膨れしたりなど、少しハードルが高い側面があります。
そのため、ジャンパースカートを着てみたいと思っていても手が出せないという方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ジャンパースカートの基本や選び方、着こなすポイントやおすすめコーデなどについて詳しく解説します。
ジャンパースカートとは

ジャンパースカートとは、ベストとスカートがセットになったつなぎのようなアイテムのことをいいます。
一見ワンピースと同じように思えますが、ジャンパースカートはワンピースと異なり、1枚で着ることができないのが特徴です。
ジャンパースカートには脇がゆったりしたタイプのものやサロペットタイプのものがあり、インナーと組み合わせて着ることを前提としたデザインが多いです。
ジャンパースカートの魅力は何と言ってもその着回し力の高さであり、インナーを変えたりアウターを加えたりするだけでオールシーズン対応できます。
また、着やせ効果のあるIラインやAラインが作りやすいメリットもあり、スタイルアップ効果も期待できます。
全体的にゆったりした作りになっており、ボディラインが目立ちにくいため、お腹周りやお尻周りが気になるという方にもおすすめです。
ジャンパースカートの選び方

ジャンパースカートにはさまざまな色やデザイン、素材などがあるため、選ぶ際は迷ってしまうかもしれません。
ジャンパースカートはゆったりしているからと言ってどれでも良いというわけではなく、自分に合ったものを選ばなければ、かえってスタイルが悪く見える可能性があります。
ここでは、ジャンパースカートの選び方を紹介します。ジャンパースカート選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
丈の長さで選ぶ
ジャンパースカート選びで重要なポイントとなるのが、丈の長さです。
丈の長さは主に、「ミニ丈・ショート丈」「膝丈」「ロング丈・マキシ丈」の3つに分類されており、それぞれの特徴は以下の通りです。
- ミニ丈・ショート丈:フレッシュで若々しい印象。幼く見えやすい。
- 膝丈:デザインのバリエーションが多い。可愛さと大人っぽさが両立しやすい。
- ロング丈・マキシ丈:落ち着いた大人な印象。体型カバーや日焼け対策にもおすすめ。
丈の長さで全体的な印象が大きく変わるため、自分が目指すスタイルや雰囲気に合わせて選ぶようにしましょう。
形・デザインで選ぶ
ジャンパースカートには裾がふんわり広がるタイプやストンとしたタイプ、ネックラインが浅いタイプや深いタイプなど、さまざまな形やデザインがあります。
スカート部分は全体的なシルエットに大きく影響する部分です。ふんわりしたタイプは可愛らしいフェミニンなコーデ、ストンと落ちるタイプは大人っぽい落ち着いたコーデにおすすめです。
また、顔回りの印象を左右するネックラインのデザインも重要な要素であり、特に深めのVネックはスッキリとした印象になるだけではなく、インナーのデザインもコーデに活かせます。
スカートやネックラインのデザイン次第で雰囲気がガラリと変わるため、幅広いコーデを楽しめるのもジャンパースカートのメリットです。
色で選ぶ
ジャンパースカートは生地面積が広く、色によるインパクトが大きいため、色選びは重要なポイントになります。
ジャンパースカートで比較的人気が高いのが黒色です。黒色はハズレを引きにくく、コーデがしやすい特徴があり、全体的にシャープで大人な印象を演出できます。色選びで迷っている方やジャンパースカート初心者の方におすすめです。
また、よりフェミニン、優しい印象にしたい方であれば茶色やベージュがおすすめです。暖色は秋冬シーズンと相性が良く、暖かさに加えて可愛らしさも表現できるため、幅広く楽しめます。
素材で選ぶ
色と同様に、ジャンパースカートは生地面積が広いため、生地の素材によっても印象が大きく変わります。
ジャンパースカートの素材として人気が高いのはデニムです。デニムは年齢やシーズン問わず着ることが可能であり、カジュアルコーデから大人っぽいコーデまで幅広く活用できます。
秋冬シーズンであれば、保湿性に優れたコーデュロイ素材のジャンパースカートもおすすめです。コーデュロイは、表面がでこぼこになるように作られており、見た目も華やかです。半袖のインナーと組み合わせれば夏にも着られるため、幅広く活用できます。
ジャンパースカートと相性が良い靴

ジャンパースカートのコーデを考えるとき、ジャンパースカート本体に着目しがちですが、靴も重要な役割を担っています。
ジャンパースカートは幅広いコーデに対応できることが魅力ですが、靴にもこだわってみるとよりおしゃれが楽しめます。
ここでは、ジャンパースカートと相性が良い靴を紹介します。
スニーカー
カジュアルコーデに欠かせないスニーカーは、ジャンパースカートと相性が良いです。
カットソーやTシャツと組み合わせてラフなカジュアルスタイルはもちろん、ボリュームブラウスなどと組み合わせてトレンド感を演出することもできます。
よりトレンド感を強くしたい場合は、厚底スニーカーを採用するのもおすすめです。コーデに程よくスパイスが加わり、Tシャツと組み合わさればテイストに統一感が生まれます。
ブーツ
秋冬シーズンのジャンパースカートであれば、ブーツがピッタリです。
ブーツは自然と大人っぽい印象が演出できることがメリットであり、ジャンパースカートの丈に合わせてブーツを選ぶことで、さまざまなおしゃれを楽しめます。
抜け感を出したいのであればショートブーツ、よりトレンド感のあるコーデにしたい場合はロングブーツがおすすめです。
また、ブーツのデザインも重要になるため、ジャンパースカートやインナーの雰囲気に合うものを選ぶようにしましょう。
パンプス
ジャンパースカートは時としてのっぺり感や幼い雰囲気が出ることがありますが、パンプスと組み合わせれば足元に抜け感が生まれ、女性らしさを演出してくれます。
ジャンパースカートとパンプスを組み合わせる際は、女性らしいブラウスやシアートップスなど雰囲気が合うアイテムを選ぶようにしましょう。
綺麗めな印象にしたいのであればヒール付き、カジュアルなコーデにしたい場合はフラットタイプがおすすめです。
サンダル
春夏シーズンのジャンパースカートなら、サンダルが相性抜群です。
サンダルは足元に季節感や抜け感を演出してくれる効果があり、ジャンパースカートに合うものを選ぶことでよりおしゃれ度が増します。
サンダルはラフなカジュアルコーデのイメージがあるかもしれませんが、綺麗めなコーデにも合います。
カジュアルコーデならフラットサンダルやグルカサンダル、綺麗めコーデならミュールサンダルやストラップが細いデザインのものがおすすめです。
ジャンパースカートに合うインナー

ジャンパースカート本体のデザインや色も重要ですが、合わせるインナーもコーデの重要なポイントになります。
インナー次第では可愛くみえたり大人っぽく見えたりなど、大きく印象を変えることがあるため、自分に合ったインナーを選ぶことが大切です。
ここでは、ジャンパースカートに合うインナーを紹介します。
Tシャツ
夏場のジャンパースカートには、Tシャツが欠かせません。
Tシャツはカジュアルコーデにピッタリであり、暑い季節に涼しげな雰囲気を演出してくれます。肌ざわりの良いTシャツやノースリーブのものを組み合わせれば、素肌見せでヘルシーな印象にすることも可能です。
シンプルなコーデが好きなら無地のTシャツ、コーデにアクセントを加えたいのであれば、ロゴTシャツなどの組み合わせがおすすめです。
ブラウス
春のジャンパースカートであれば、ブラウスが相性良いです。
シンプルな印象のジャンパースカートとふんわり可憐な雰囲気があるブラウスは合わないと思われるかもしれませんが、異なる質感が組み合わさることでおしゃれなコントラストが生まれます。
袖にボリューム感のあるブラウスであれば、コーデをフェミニンな印象に仕上げられます。縦長ラインを強調するジャンパースカートであれば、ふんわりとしたブラウスの着膨れ感を解消し、スタイルアップも可能です。
シアートップス
秋シーズンであれば、程よい透け感のあるシアートップスがピッタリです。
シアートップスはトレンドアイテムであるものの、その透け感が気になって手が出せないという方も少なくありません。
しかし、ジャンパースカートであればシアートップスの気になる部分をさりげなく隠してくれるため、気軽にコーデに取り入れられます。
ニット
ジャンパースカートを大人っぽく着こなしたいのであれば、インナーはニットがおすすめです。
ニットのなかでもタートルネックやハイネックニットが特におすすめであり、上品さがあることから、コーデを綺麗にまとめてくれます。
また、スッキリとしたシルエットのニットであれば重ね着してももたつかないため、上品なレイヤードスタイルを作り出すことも可能です。
ジャンパースカートを着こなすポイント

汎用性が高く、幅広いシーンで着やすいジャンパースカートですが、着こなすためにはポイントがあります。
ここでは、ジャンパースカートを着こなすためのポイントを3つ紹介します。
ネックラインに合ったインナーを着る
ジャンパースカートの襟周りにはさまざまなデザインがあります。
丸く開いた「ラウンドネック」やV字型の「Vネック」、縦の切り込みがある「キーネック」など幅広いため、ネックラインに合ったインナーを選ぶことが大切です。
ラウンドネックであればハイネックのインナー、Vネックであればポートネックのインナー、キーネックであればラウンドネックのインナーが合います。
ジャストサイズを意識する
ジャンパースカートはインナーやアウターなど、重ね着することを前提としているため、ジャストサイズのものを選ぶことが重要です。
オーバーサイズのものを選んでしまうともたつきやシワが出てしまい、まとまり感がなくなってしまいます。
ジャンパースカートやインナーを選ぶ際は、身体の肉感を拾わない身幅に合ったサイズを選ぶようにしましょう。
コーデ全体のトーンを統一させる
ジャンパースカートを大人っぽく着こなすのであれば、コーデ全体のトーンを合わせるのがおすすめです。
トーンが統一されていればこなれ感が生まれるだけではなく、おしゃれ度もアップします。
トレンド感のあるブラウンやベージュ色を使ったコーデであれば、フェミニンな雰囲気を演出できるため、お出かけなどに最適です。
ジャンパースカートのおすすめコーデ
ここでは、ジャンパースカートのおすすめコーデを紹介します。
Tシャツ×デニムジャンパースカート

デニムジャンパースカートはしっかりとした生地でできているため、1着あれば長く着続けられます。シンプルなアイテムとの相性が良く、コーデもしやすいです。
シンプルなTシャツと合わせればいっきにカジュアルな雰囲気が演出でき、寒い季節はカーディガンを羽織ってコーデすることもできます。
ニット×シャークスキンジャンパースカート

シャークスキンジャンパースカートとニットを組み合わせたシンプルで綺麗めなコーデ。
足元にブーツを持ってくることでトレンド感が増し、シンプルだけどおしゃれな仕上がりになっています。
黒色は大人っぽい雰囲気を演出できるため、クールなスタイリングにしたいときにおすすめです。
秋冬シーズンにピッタリであり、どんなシーンにも合います。
カットソー×ラップジャンパースカート

ラップジャンパースカートのスカート部分は、大きな一枚布を腰に巻いたような独特なデザインになっており、大胆なスリットが入っているのが特徴です。
シンプルなカットソーと合わせればカジュアルでありつつ女性らしい雰囲気を演出することが可能であり、サンダルと合わせれば春夏シーズンにピッタリな涼しげな印象にできます。
主張しすぎないコーデなので、ちょっとしたおでかけにも最適です。
ジャンパースカートでおしゃれを楽しもう!
ジャンパースカートには、丈の長さやデザイン、色や素材などさまざまなバリエーションがあります。
アイテムの組み合わせ次第ではカジュアルから綺麗めまで幅広く対応可能であり、異なるスタイルのおしゃれを楽しめます。
フォーマルなシーンからプライベートなシーンなど、季節問わずあらゆる場面で活用できる万能アイテムのため、1着持っておくだけで便利です。
今回紹介したポイントを意識しつつ、自分だけのジャンパースカートコーデを見つけてください。