1枚でコーデが決まるワンピース。
ちょっとしたお出かけからパーティーまでさまざまなシーンで使えますが、自分の体型に合っていなければ太って見える原因になるかもしれません。
この記事では、着痩せして見える着こなし方をワンピースの種類ごとに紹介します。
スタイルアップして見えるコツについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
まずはチェック!ワンピースで太って見える理由

「ワンピースを着るとなんだか太って見える…」と思っている方、もしかしたら太って見えるのは着こなしが自分に合っていないからかもしれません。
ここでは、ワンピースを着ると太って見える理由を3つ紹介しますので、自分に当てはまっていないかをチェックしてみましょう。
自分の体型に合った服選びをしていない
人によって骨格や体型はさまざまです。そのため、自分の体型に合っていないワンピースを選ぶと、スタイルが悪く見えてしまう可能性があります。
例えば、上半身にボリュームがある方がノースリーブのワンピースを着るとがっしりした印象になってしまいますし、太ももが気になっている方が太もものラインが出るタイトワンピースを着ると下重心に見えてしまいます。
自分の骨格や体型を理解し、「自信のあるパーツは出す」「気になるパーツを隠す」を意識してワンピースコーデを組むのが、スタイルアップのコツです。
ヘアスタイルで太って見える
実は、良かれと思ってしているヘアスタイルが、太って見える原因になっていることも!
ワンピースを着るときに特に注意したいのが、髪の毛を下ろすダウンスタイルです。
髪の毛でフェイスラインを隠すダウンスタイルは小顔効果が期待できそうですが、ハイネックなど首の詰まったワンピースと合わせると、重たい印象になりがち。
そのため、首の詰まったワンピースを着るときは、お団子などのアップスタイルにするか、耳掛けスタイルなどフェイスラインをあえて出すようなヘアスタイルにすると、顔周りがすっきりして見えます。
色・柄によっては太って見えることも
同じデザイン・シルエットのワンピースでも、色や柄によって太って見えたり、逆に痩せて見えたりする場合があります。
一般的に、太って見えやすいとされているのは、白を中心とした「膨張色」。パステルカラーやベージュなどの淡色も膨張色と言われています。
特にワンピースの場合、全体が膨張色だとシルエットがぼやけてスタイルが悪くなりやすいため、スタイルアップして見せたいときには膨張色のワンピースは避けましょう。
また、柄にも太って見えやすいものがあり、代表的なのは、「太めのボーダー」「大きめの花柄」です。
太い柄や大きな柄も膨張して見える効果があるため、スタイルを良く見せるワンピース選びでは避けたいところ。
ボーダーや花柄のワンピースを着たい場合は、「細め」または「小さめ」の柄を選ぶとすっきりとした着こなしができます。
ワンピースで着痩せコーデ!着こなしのコツ

無理してしんどいダイエットをしなくても、ちょっとしたコツで着痩せが叶うかもしれません!
「スタイルが良かったらなんでもおしゃれに着こなせるのに…」と落ち込む前に、まずはここで紹介する着痩せコーデのコツを試してみましょう!
縦長のシルエットを作る
「ワンピースを着ると横に太って見える…」とお悩みの方に意識してほしいのが「縦長のシルエット」です。
フリルやチュールが付いているワンピースは確かに可愛いですが、ふわっと広がるデザインは身体が膨張して見えやすくなります。
ワンピースで着痩せを叶えるなら、アルファベットの「I」を意識した縦長のシルエットを取り入れてみましょう。
具体的には、すとんと落ちるようなシンプルなワンピースや、縦ストライプのワンピースがおすすめ。
シルエットを縦長に見せることで、スタイルアップが実現します!
ウエストマークでメリハリを出す
ウエストにくびれがあるのとないのとでは、スタイルの印象が大きく変わります。
「ワンピースを着ると寸胴に見えてしまう…」といった悩みがある方に試してほしいのが、ウエストマークのワンピースです。
ウエストマークのワンピースとは、ウエスト部分にリボンやしぼりなどの装飾が付いているアイテム。
ダイエットでくびれを作るのには時間がかかりますが、ウエストマークのワンピースなら簡単にくびれが手に入ります。
また、いつも使っているワンピースにベルトをプラスするのもおすすめです。
自然にくびれを作れて、メリハリのあるワンピースコーデが叶います。
首元が開いたデザインですっきり小顔に
Vネックのように首元が開いたデザインは、顔周りをすっきりさせて小顔に見せてくれる効果があります。
ハイネックのワンピースを着て失敗した経験がある方はぜひ一度、首元が開いたデザインのワンピースを取り入れてみてください。
「首元がざっくり開いたデザインには抵抗がある…」という方には、「Uネック」や「スクエアネック」など、首元が開きすぎないデザインがおすすめ。
首の長さや髪型によっても似合うデザインは変わってくるので、自分に合ったデザインで首や顔周りをすっきりシャープに見せましょう!
小物で顔まわりに視線を集める
ワンピースの中でも特にロング丈のものは、重心が下がりがちです。
そんな時は、メガネやスカーフなどを使って顔まわりに視線を集めるようにしましょう。
顔まわりに目を引くアイテムがあると視線が上にいくため、スタイルアップして見える効果があります。
メガネやスカーフを合わせにくいワンピースであれば、ネックレスやイヤリングなどのアクセサリーを身に付けるのも効果的です。
身体のラインを拾いすぎないアイテムでふんわり隠す
チュールやフリルなどのアイテムは、身体の気になるパーツをふんわりと隠すことができます。
例えば、二の腕が気になるのであれば袖にボリュームがあるパフスリーブのワンピースを、太ももが気になるのであればコットンやリネンの素材でできたワンピースを選ぶのがおすすめ。
このように、身体のラインを拾いにくいアイテムを上手に使えば、気になる部分をカバーしながらおしゃれを楽しむことができます。
ハリ感素材・厚みのある生地を選ぶ
ボディラインに自信がない方は、ハリ感のある素材や、厚みのある生地を選ぶのもおすすめです。
ハリ感のある素材や、厚みのある生地は身体のラインを拾いにくいため、スタイルをすっきりと見せてくれます。
ハリ感のある素材なら「麻」や「ナイロン」を、厚みのある生地なら「チノ」や「コットン」を選ぶのが着痩せの秘訣。
ワンピース選びで迷ったら、これらの素材や生地が使われているものを選ぶと、体型をカバーしながらおしゃれが楽しめます。
切り替えワンピでお腹まわりをカバー
「下っ腹が出ている」「ウエストに自信がない」といった方におすすめなのが、切り替えワンピース。
切り替えワンピースとは、タック(ひだ)や異なる素材を使用するなどしてウエストから下のシルエットが切り替わっているワンピースです。
切り替えがないワンピースは全体が膨張して見えやすくなりますが、ウエストに切り替えが付いていることによってお腹まわりをカバーしながら自然にスタイルアップが叶います。
タックがしっかり入っているものは逆にウエストが強調されるかもしれないので、タックが自然に入っているワンピースを選ぶとより着痩せ効果が期待できるでしょう。
悩み・体型別!着痩せするワンピースの選び方

ワンピースで着痩せするなら、自分の悩みや体型に合ったシルエットを意識することが大切です。
ここでは、悩みや体型別に「Xライン」「Aライン」「Iライン」のシルエットを紹介します。
自分に合ったワンピースのシルエットで、スタイルアップを叶えましょう!
上半身が気になる人┃Xラインワンピース
上半身にコンプレックスがある方には、Xラインを意識したワンピースがおすすめです。
上半身にボリュームがある方がワンピースを着ると、全体的にがっしりとした印象になりがちですが、ウエストが絞られているXラインのシルエットなら、上半身のボリューム感を最小限にできます。
Xラインを意識するには、ウエストにしぼりやシャーリングが入っているワンピースのほか、ベルトやリボンでウエストマークしてXラインを作るのもおすすめです。
下半身が気になる人┃Aラインワンピース
下半身にコンプレックスがある方におすすめしたいのが、Aラインのワンピース。
裾にかけてふわっと広がるシルエットは、下半身のボリュームをおしゃれに隠してくれます。
上半身が華奢な方は、リボンやベルトでウエストマークするとさらにスタイルアップが期待できるでしょう。
Aラインのワンピースというと可愛らしいイメージがあるかもしれませんが、黒やネイビー、くすみカラーなどを選べば、下半身カバーをしながら大人っぽい着こなしができます。
どんな体型タイプにも┃Iラインワンピース
どんな体型の方でも着痩せ効果が期待できるのが、Iラインのワンピースです。
身体のラインに沿わない生地のワンピースを選べば、すとんと落ちるシルエットでスタイルを縦長に見せることができます。
また、ワンピースに他のアイテムをプラスしてIラインを強調するのもおすすめ。
例えば、ファーベストやカーディガンを合わせれば、Iラインの縦長効果によって着痩せしながらスタイリッシュなコーディネートが楽しめます。
アイテム別!太って見えやすいワンピースを着こなすコツ

「気に入って買ったものの、実際に着てみると何か違う…」とタンスの中に眠っているワンピースはありませんか?
一度似合っていないと思ってしまうと、その後もなかなか手に取りづらいですよね。
ここでは、太って見えやすいワンピースを上手に着こなすコツを紹介しますので、今持っているワンピースコーデや、新しくワンピースを買うときの参考にしてみてください。
キャミワンピース
キャミワンピースで着痩せして見せるなら、ストラップが太めのものを選びましょう。
ストラップが細いタイプのキャミワンピースは、腕や肩、バストが強調されやすいアイテムです。
そのため、上半身に厚みがある方がキャミワンピースを選ぶ際は、なるべくストラップ部分が太いものを選ぶようにしてください。
また、ワンピースの素材はベロアやサテンなどの柔らかい素材ではなく、デニムやレザーなどのしっかりした素材を選ぶと、身体のラインを拾いにくくできます。
Aラインワンピース
Aラインのワンピースは、特にロング丈になるほど全体的にぼんやりしたシルエットになりがち。
Aラインのワンピースを着る際は、ウエストマークや上半身に装飾があるものを選んで目線を上に持っていくのがおすすめです。
短めのカーディガンやアウターを合わせても目線が上にいくため、重たい印象がなくなり自然とスタイルアップして見えます。
ニットワンピース
身体のラインが出やすいニットワンピースは、着こなしが難しいアイテムです。
ですが、工夫次第ではニットワンピースでも着痩せが叶います。
ポイントは、身体のラインを拾わないようにゆとりのあるデザインを選ぶこと。
ゆるっとしたシルエットを意識すると、お腹やお尻などのコンプレックスを上手く隠すことができます。
また、白に近い色は身体が膨張して見えやすいため、淡い色は避けて黒やネイビーなど濃い色のニットワンピースを選ぶのも意識すると◎
ティアードワンピース
ギャザーが折り重なっているデザインのティアードワンピースも、着ぶくれしやすいアイテムのひとつです。
ティアードワンピースを着るときに意識したいのは、裾だけがティアードになっているものを選ぶこと。
全体的にギャザーやフリルが重なっていると、どうしてもボリューミーな印象になってしまうため、裾だけなど部分的にティアードになっているものを選べばすっきりとした印象になります。
また、ティアードで下半身にボリュームが出る分、短めのカーディガンなどを合わせてバランスを取るのもおすすめです。
ロングワンピース・マキシワンピース
ロングワンピースやマキシワンピースは、丈が長い分重たい印象になりがち。
そのため、コーデに取り入れる際は他のアイテムや小物使いでメリハリを意識するのが大切です。
ベルトでウエストマークしたり、短めのアウターを合わせたりしてコーデにメリハリを付けましょう。
中にインナーを着る際は、シースルー素材やラメ感のある素材のものを選ぶと、丈の長いワンピースでも抜け感が出て軽い印象になります。
黒ワンピース
引き締め効果や着痩せ効果がある黒ワンピースですが、身体にボリュームがある方が着ると重たく強い印象になることも。
そのため、黒ワンピースを着る際は素材感を意識しましょう。
同じ黒のワンピースでも、レザーやデニムは重くて強い印象に、コットンやリネンは軽やかで柔らかい印象になります。
また、黒地に柄が入っているワンピースも、黒の面積を少なくできるため重い印象になるのを避けられます。
着痩せするワンピースおすすめ3選
ここからは、スタイルよく見えるおすすめワンピースを紹介します。
スエードリボンミニドレス

シンプルなベーシックタートルネックロングTシャツに、スエードリボンミニドレスを合わせて、ふんわり広がるガーリーなAラインシルエットが完成。
肩紐のリボンは可愛いだけでなく丈感を微調整できるようになっているので、着回し力も抜群です◎
ボタンオーバーサイズコットンロングワンピース

手軽にスタイルアップできるIラインシルエットのボタンオーバーサイズコットンロングワンピース。気になる部分をしっかりカバーし、スリットが入っているので脚長効果&こなれ感アップ◎
スニーカーやサンダル、キャップなどでまとめれば上品な大人カジュアルがすぐ完成です。
ジャケットベルトフレアミニワンピース

シックなジャケット風ワンピースをお腹まわりでしっかりウエストマークすることで、メリハリあるXシルエットにできます。
ミニ丈なのでロングブーツと相性ばっちりです。
着痩せが叶うワンピースでスタイルアップ!
スタイルアップして見せるには、自分の体型に合ったワンピースを選ぶことが大切です。
記事内で紹介した着こなしのコツを参考に、ぜひ自分に合ったワンピースでコーディネートを楽しんでくださいね。