ワンピースは女子力が高めのアイテムと思われていた一昔前ですが、今はキャップやリュックサックなどいい感じにカジュアルダウンして、ガーリーが苦手な人でも柔軟に着こなすイメージがついてきました。
特にSNSや街で、スニーカーを合わせたコーデをよく見かけるようになりましたが、あの雰囲気を自分がやってみて「なんか違う……」と思ったこと、ありませんか?
この記事では、ワンピースとスニーカーをコーデするときのコツやアイデア、今トレンドのスニーカー、おすすめのワンピース×スニーカーコーデを紹介します。
なんとなくふんわり認識していたワンピースとスニーカーのコーデについて、ポイントをしっかり掴んですてきなコーデの参考にしてください。
ワンピース×スニーカーのおしゃれなコーデのコツ&アイデア
ワンピースにスニーカーを合わせるとき、どのようなことに気をつければいいのか、そのコツやアイデアを紹介します。
クローゼットに眠っている「かわいいと思って買ったけど上手く着こなせない」あのワンピースにもう一度チャレンジするための参考にしてください。
ロング丈ワンピースなら失敗なし!
ワンピース×スニーカーコーデの組み合わせに迷うとき、はじめてチャレンジするとき、ワンピースはふくらはぎから足首にかかる程度のロング丈を選ぶことで失敗がなくなります。
特に、脚がちらっと見えるくらいの丈、靴下が見えるか見えないかのマキシ丈が縦長ラインも強調され、スタイルアップも狙えておすすめです。
もし、長めの靴下をあわせたい場合は、靴下の履き口(靴下と肌の境目)が見えると、せっかくの縦長ラインを邪魔してしまうため、気をつけましょう。
ミニワンピは足元にボリュームを出して細見え
ミニ丈のワンピースは冬だとロングブーツを合わせたコーデを見かけますが、ポイントを押さえつつスニーカーを取り入れると韓国女子っぽく着こなせると人気です。
厚底やごつめのタイプのスニーカーを選べば、足元のボリューム感で脚のラインがほっそり見える視覚効果が狙えます。
スニーカーならガーリーワンピも甘すぎない!
ふんわりと甘い花柄や、フリルやレースがかわいらしいガーリーなワンピースは、スニーカーでカジュアルダウンすると、甘すぎずに抜け感のあるコーデになります。
花柄など柄物のワンピースに合わせるスニーカーは、多色使いだとゴチャついてしまうため、シンプルで1~2色使いのベーシックなものにするとすっきりしておすすめです。
また、レースやフリルなどデザインがガーリーなワンピースの場合、ゴツめのスニーカーやカラースニーカーも合わせやすく、守備範囲が広く楽しめます。
秋冬コーデはスニーカーで足元に抜け感を
重ね着コーデが目立つ秋冬はコートなどが登場するためブーツばかりを選びがちですが、足元をスニーカーに替えてきれいにカジュアルダウンしてみましょう。
ブーツと違って靴下を選ぶ楽しみもあることや、あえてスポーティーなスニーカーを合わせるとバッグやキャップなどの選択肢も増えるなど、コーデの幅が広がります。
きれいめワンピに外しアイテムとしてプラス
大人女子のきれいめワンピにはパンプスやヒールなどがオーソドックスですが、スニーカーを合わせることであえて外すのがトレンドです。
外し過ぎないように統一感のあるカラーを選んで、きれいめに寄り過ぎず、親しみのある雰囲気を演出しましょう。
ワンピースとスニーカーのトーンを合わせて統一感UP
色合わせで迷う場合は、ワンピースとスニーカー、またはバッグなどのアイテムとスニーカーのトーンを合わせて統一感を出してみましょう。
モノトーンなら白か黒、ワントーンやグラデーションコーデなら同系色、ナチュラルカラーコーデ・ビビットコーデなら多少違う色でもトーンを大きく外さないようにすると、ワンピースとテイストが違うスニーカーでも上手くなじみます。
柄物ワンピースならシンプルなスニーカーを合わせる
柄物のワンピースを着るならスニーカーは多色使いではなくシンプルなものを選ぶと失敗しにくくておすすめです。
せっかくのワンピースの柄を活かすために、スニーカーは1色やツートーン程度の色味にすると、バランスのよい引き算ができます。
無地ワンピ×派手スニーカーもかわいい
無地のワンピースはシンプルなスニーカーもかわいいですが、マルチカラーの派手スニーカーを取り入れて主役にするチャンスでもあります。
マルチカラーとは3色以上の配色のことで、上手に選べばコーデ全体に色を指しつつまとめる役目も果たせます。
シンプルなワンピースやコーデのときにはぜひ冒険してみましょう。
ローカットスニーカーで足首を見せる
ローカットスニーカーは素足で足首を見せたいときに選ぶと、ぐっと抜け感が生まれて軽やかな印象になります。
夏のマキシ丈のワンピースでローカットスニーカーから足首が覗くと、重さもなく涼やかでおすすめです。
足の蒸れが気になる人は、スニーカーから見えないタイプの靴下を履いて対策しましょう。
いつものコーデに靴下をプラスしてマンネリ防止
スニーカーは靴下で印象が簡単に変えられるため、いつものコーデに飽きたら靴下をプラスしてみましょう。
衿付きでシャツ感覚のワンピースならきちんと感が出る靴下、重ね着が増える秋にはその色選びが楽しく、ワンピースと靴との間をつなぐなど、その役割は多彩です。
スニーカーからちょこっと覗く、チラ見せできる靴下で差し色をするのもおしゃれです。
モード感たっぷりのモノトーンコーデも◎
スニーカーを合わせたいけど、きちんと感は出したい、きれいめ系にまとめたいという人は、スニーカーもモノトーンで統一するモード感たっぷりのコーデがおすすめです。
白や黒のスニーカーは持っていても合わせ方に困るということはないため、ワンピース×スニーカーのコーデを試してみたいという人は、まずはシンプルな黒のワンピースからはじめてみては?
今トレンドのスニーカーって?
スニーカー熱が高まっている昨今、さまざまな種類が登場するようになったスニーカー。
今トレンドになっているスニーカーにはどのようなものがあるのか紹介します。
はじめて聞く名前があったら、ぜひ覚えてください。
ハイテクスニーカー
ハイテク(ハイ・テクノロジー)スニーカーとは、軽量性・クッション性・通気性など最新技術を導入した高機能なスニーカーのことをいいます。
NIKE(ナイキ)のAir MAX(エア マックス)は一般的に広く知られている、ハイテクスニーカーの名品です。
他にもアディダス・ニューバランス・リーボック・プーマなど、スポーツメーカーそれぞれが最先端テクノロジーを駆使したスニーカーを発売しています。
ビビットなカラーリングや近未来を思わせるデザインが多いため人気を集めています。
厚底スニーカー
厚底スニーカーは厚みのあるソールが足を長く、身長を高く見せ、履くだけでスタイルアップが叶います。
ハイテクスニーカー同様、スポーツブランドやコンバースなどの有名どころも取り扱っていて、種類が豊富にあるためさまざまなコーデが楽しめます。
ソールの厚さについては、5cm前後は歩きやすさを重視する人向け、5~10cmはボリューム感重視の人向けで、スタイルアップと歩きやすさが両立しています。
10cm以上となると、ファッション性重視の人向けとなり、スタイルアップ性は高いですが歩きづらさもあるため、履きなれる必要があります。
薄底スニーカー
厚底とは反対に、薄底のスニーカーにも人気が集まっています。
特にオシャレに余念がない韓国女子の間で、ナイキの薄底スニーカーがブーム。
薄底スニーカーにはスポーツブランドが手掛けるランニングシューズがあり、色がカラフルなものが多く軽量で履きやすくなっています。
普段用に履きこなしている人も多く、ワンピースコーデに選ぶ人も少なくありません。
カラースニーカー
カラースニーカーは、いつものコーデに加えるだけで簡単に印象を変えられます。
コンバースなどでもよく知られているタイプや、スポーツブランドで取り扱っているスニーカーにもカラフルなものが多数あります。
差し色として選ぶのもいいですが、どのような色を選べばいいのか分からない場合は、着用している他のアイテムから1色とって「なじませる」イメージで選ぶと上手くいきます。
白スニーカー
誰でも1足は持っているといえる白スニーカーは、じつは何にでも合わせやすい定番かつ鉄板のアイテムで、全身が重たい印象のときには軽さを、くすみコーデに合わせれば爽やかさをプラスできます。
白スニーカーを合わせるときは、他の場所のどこかに明るい色を1色入れると、足元が浮かずにまとまります。
コーデを選ばないため、迷ったらとりあえず白を選んでもいいくらいの汎用性の高さです。
メタリックスニーカー
メタリックスニーカーは一見派手そうですが、光沢感を品よくカジュアルに取り入れられ、服によくなじみます。
シルバーのワントーン、さりげないラメライン、ナチュラルカラーと並んでも違和感のないマットゴールドなど、よく見るとスニーカー全盛の今ではどこにでもメタリックカラーが潜んでいます。
大人のキレイ系にもよく似合うためおすすめです。
ワンピース×スニーカーのおすすめコーデ7選
ワンピース×スニーカーのおすすめコーデを具体的に紹介します。
ワンピース×スニーカーコーデを攻略できればトップスとボトムスの組み合わせを考える手間が減ってワンピース1枚を選べば済むため、面倒がなくなるかもしれません。
ミニワンピ×厚底スニーカー
ブラックのミニワンピースに厚底スニーカーのコーデは、足元にボリューム感のあるスニーカーを合わせているためほっそり効果でよいバランスです。
トップスに淡いピンクのカットソーを持ってきているため、ここは黒より白スニーカーが正解。
スカートに沢山のフリルをあしらったデザインを『カンカン』といい、キャミソールワンピースに似ていてガーリーですが、ゴツめの厚底でバランスよく甘さを抑えられています。
スニーカーでこのように甘さを自在に引き算できるため、ガーリーなワンピースが苦手な人も気軽にチャレンジしてみてください。
ティアードキャミワンピース×スニーカー
カットソーとはカラーが、バッグとはメタリック感が、スニーカーとの統一感を感じさせてそれぞれ目を引くため、マキシ丈ワンピースの黒の重さを感じないコーデになりました。
キルティングのメタリックバッグが、カジュアルダウンしたコーデに合わせることできちんと感を添え、このコーデを子どもっぽくないものにしています。
トップスの杢グレーに合わせて白の厚底スニーカーでも良さそうなところですが、ハイテクスニーカーを持ってくることで気持ちのよい軽快さを感じさせます。
キャミソールワンピースはインに合わせるアイテムによってスニーカーを選ぶのが楽しくなるため、色々と試してみたい人におすすめです。
デニムミニワンピース×白スニーカー
韓国女子っぽくて人気のデニムミニワンピースに、万能の白スニーカーで足元にたっぷりの重量を与えているため、靴下を履いているにもかかわらず足長効果がばっちり効いているワンピース×スニーカーコーデです。
ローカットスニーカーに若干ざっくり感のある厚手の靴下を合わせると、足の細さがさらに強調されます。
白い靴下と白いスニーカーが繋がって見えるため、途中で印象が途切れることもなく、脚をすんなりときれいに見せてくれます。
韓国ファッションが好きな人や、デニムワンピース好きの人は、定番の白スニーカーから入れるため、気楽に試せるコーデです。
リボンパフワンピース×同系色スニーカー
ニュアンスのある白スニーカーで雰囲気を壊さずカジュアルダウンした、ガーリーなナチュラルホワイトのワントーンコーデです。
よく見るとグラデーションカラーのスニーカーのため、紹介するような白いワンピースにはピッタリですが、他のカラーのアイテムともコーデしやすそうなニュアンスカラー。
といっても基本的には白スニーカーはどのような服にも合わせやすく、真っ白いスニーカーに比べるとこの一足は格段に使いやすい優秀なスニーカーといえるでしょう。
白スニーカーをすでに持っていたとしても、このスニーカーならコーデの幅をさらに広げてくれます。
フード付きロングワンピース×厚底スニーカー
細身のシルエットのワンピースに、5cm近くある厚底のスニーカーを合わせたコーデは、オーバーサイズとスリムを組み合わせた韓国ファッションを思わせる模範解答コーデです。
このくらい厚いソールを持ってくれば、スタイルアップ効果については文句はつけられないでしょう。
細身のワンピースと厚底スニーカーのモノトーンコーデは、次にここにどのようなアイテムを持ってくるかによっていろんな表情が見られそうで、コーデが楽しくなります。
基本のモノトーンコーデを一つ確保しておきたい人は、このコーデをお手本にどうぞ。
レースビスチェワンピース×スニーカー
重ね着で本領を発揮するレースのワンピースに、デニムを重ね履きした上でスニーカーで締めるという、合わせ技的なこなれコーデです。
インナーとスニーカーのトーンに統一感があるのは基本として、ガーリー要員としてのワンピース、そしてデニムの裾感が厚底ではないスニーカーなのに足元にボリューム感を与えています。
ハイテクスニーカーが一つだけ際立って他と雰囲気が違うはずなのに、ワンピースからスニーカーまでの流れに不自然さを感じないのは、デニムがワンクッション挟む役割をしてくれているからでしょう。
ガーリーは着たいけど甘すぎず、気張ってないけど手を抜きたくない、そのような気持ちが伺えるコーデです。
ストラップシャーリングワンピース×カラースニーカー
ストライプのワンピースにシンプルなカラースニーカーを合わせて甘さを落とした、ガーリーなワンピース×スニーカーコーデです。
ギャザーやリボンなどガーリー要素が沢山盛り込まれたワンピースは、シンプルな単色のカラーリングのスニーカーがマストアイテムです。
このくらいの丈のミニワンピースなら、厚底のスニーカーも足長効果が得られておすすめです。
暖かい春や初夏などに着たい、爽やかなストライプのワンピースとカラースニーカーのコーデをどうぞ。
コツを押さえてワンピ×スニーカーコーデをおしゃれに
花柄ワンピースを持っているけど今は全然着ない人、じつは多いのではないでしょうか?
スニーカーコーデの波がきている今、もう一度その花柄ワンピースが視線を集めるチャンスです。
そして、スニーカーはワンピースだけに似合うものではないため、この機会に今まで選んだことのないタイプのスニーカーを新調してみませんか?
そのスニーカーを履きなれた頃には、クローゼットにワンピースも増えているかもしれません。